ブルーカレントⅢ 74を徹底インプレ

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【ヤマガブランクス】ブルーカレントⅢ 74をインプレ!メバルプラッキングにピッタリな曲げて楽しむロッド

よく曲がるロッドで引きを楽しみたい!
キャストしやすいロッドを探している。
最近流行りのパツパツ系ロッドが苦手。

本記事では、このような悩みを解決していきます!

当記事でご紹介するのは、ヤマガブランクスから販売されているライトゲームロッド「ブルーカレントⅢ 74」です。

ヤマガブランクスは熊本県に本社を置く、made in Japanが特徴の老舗ロッドメーカー。

ブルーカレントⅢ 74はヤマガブランクスを代表するようなロッドであり、ヤマガブランクスのロッドをまだ使ったことがない方にもおすすめです。

本記事の概要

  • 【スペック】ブルーカレントⅢシリーズはヤマガのエントリークラスで全13機種がラインナップ
  • 【インプレ】ブルーカレントⅢ 74は気持ちよく曲がって楽しいロッド
  • 【適した釣り】ブルーカレントⅢ 74はメバルプラッキングにおすすめ!
  • 【まとめ】ブルーカレントⅢ 74は釣りという「遊び」を満喫できるロッド

それでは詳しく見ていきましょう!

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ブルーカレントⅢシリーズのスペックとラインナップ

はじめに、ブルーカレントⅢとはどのようなロッドなのか、どんな機種がラインナップされているのかを確認します。

ブルーカレントⅢはヤマガブランクスが展開している2種類のライトゲームカテゴリのロッドのうち、エントリーモデルとして位置付けられるロッドシリーズです。

価格帯

ブルーカレント TZ/NANO:36,700円(税抜)~49,300円(税抜)

ブルーカレントⅢ:23,100円(税抜)~30,400円(税抜)

実売価格2万円台前半で購入できるロッドですが、しっかりとヤマガブランクス特有の「よく曲がるけれどだるくない」テイストに仕上げられています。

後ほど詳しくインプレしますが、本当に1回使ったらクセになる、そんなロッドです。

めしだ

基本的にはライトゲームロッドですが、

チニングやエギングに使えるちょっと強いクラスのロッドまでラインナップされています。

そして、今回ご紹介するブルーカレントⅢ 74のスペックがこちら

ブルーカレントⅢ 74のスペック

全長(仕舞寸法):2.235m(1.145m)

自重:71g

適合ルアーウェイト:0.3g-10g

適合PE:0.1号-0.5号

ガイド素材:SiC-S ステンレスフレームKガイド

価格:25,200円(税抜)

ブルーカレントⅢ 74は「ほぼ全てのライトゲームメソッドとシチュエーションをカバーするオールラウンドモデル」と位置付けられているように、ブルーカレントⅢシリーズの中心となる番手です。

実際に適合ルアーウェイトは0.3g-10gと幅広く、ジグ単からプラグ、フロートまでなんでもこなしてくれます。

めしだ

1番ドンピシャなのはプラッキングメバルです。

ヤマガブランクスのロッドはいいって聞くけど、どんなもんなの?って方にこそ使っていただきたいロッドです。

ブルーカレントⅢ 74を徹底インプレ

ここからは、ブルーカレントⅢ74を使ってみて私が感じたことを中心に詳しくインプレしていきます。

ネイビーのブランクがかっこいい

まずは外見の特徴から、ブルーカレントⅢはネイビーのブランクがめちゃくちゃかっこいいです。

めしだ

夜釣りで映える!!

バット部分に入った「BlueCurrentⅢ 74」の文字もおしゃれなフォントでロマンをくすぐる。

ロッドの外見なんて釣果にはなんの関係もない要素ですが、使っていて所有感を満たしてくれるロッドは自然と手が伸びて使いたくなってしまいます。

そして、ガイドは全てSiC-SステンレスフレームのKガイドセッティングです。

SiC-Sガイドの上位にはTZ(トルザイト)リングガイドがありますが、正直言ってSiC-Sで充分かと思います。

めしだ

細PEラインの扱いも抜群にしやすいです。

アルミナやアルコナイト等の安価なガイドとの差は大きく、使いやすさが感じられるレベルで違うので、エントリーモデルであってもしっかりとSiC-Sを全ガイドに使ってくれているのは嬉しいポイント。

リールシートには富士工業製のVSS16が使われており、ここには何の装飾もなくいたってシンプル。

このあたりで価格を抑えているのかなと思いますが、これで充分、その分高性能なブランクを使ってくれている証です。

軽さ・自重は普通

ブルーカレントⅢ 74の自重は71g。

めちゃくちゃ軽い!びっくり!と言えるほどの自重ではありませんが、それでも充分に軽いと感じられる使用感です。

めしだ

軽ければ軽いほど良いわけではありません。

僕は以前まで1万円そこそこの他社エントリーモデルを使っていましたが、そのあたりの価格帯と比較すると軽いです。

ただ、同じ2万円台のメバリングロッドと比較すると、平均的な軽さかと思います。

非常にバランスの良いロッドなので、実際に使っている最中には数値上の軽さよりも軽く、軽快に扱えるロッドに仕上がっています。

綺麗に曲がるテーパーの美しさ

ブルーカレントⅢ 74の最大の特徴であり魅力が、綺麗に曲がるテーパーの美しさです。

ティップからベリーにかけて綺麗なカーブを描いて曲がるテーパーは、キャストのしやすさ、ファイトのしやすさに繋がります。

さらに、ただただ柔らかくてよく曲がるのではなく、一定まで曲がった後にはバットに秘められたパワーが出現。

ある程度まではよく曲がってくれるので小さいサイズでも引きが強く感じて楽しめる、大きいサイズが掛かって一定まで曲がればそこからはパワーでねじ伏せる、こういったイメージのロッドです。

めしだ

これがヤマガブランクスのロッドの特徴であり、良さです。

最初触った時には柔らかすぎない?と感じましたが、実際に使ってみると意外とハリもあってルアーの操作感も抜群。

ルアーを操作しているときと、キャスト&ファイトしているときにまったく違った性格が出てくるような感じです。

最近のロッドにはティップだけ柔らかく、あまり胴までは曲がらないファーストテーパーのロッドが多いですが、これまでそのようなロッドを使っていた方からしたらまったく性格の異なるロッドではないかと思います。

幅広いルアーウェイト&ロッドの力を使って投げやすい

ブルーカレントⅢ 74の適合ルアーウェイトは

適合ルアーウェイト

ジグヘッド・・・0.3g-7g

リグ・・・1g-10g

プラグ・・・1.6g-7.8g

1g以下のジグ単から10gのフロートリグまで、ライトゲームをほとんど網羅する幅広いルアーウェイトが魅力です。

実際に使ってみた感覚としては、

感覚

1.5g以下ジグ単・・・扱えないことはないが快適ではない

1.5g以上ジグ単&プラグ・・・快適に使えるベスト

10gフロート・・・扱えるが操作感が落ちる

最も扱いやすく、ブルーカレントⅢ 74にベストマッチと言えるのは1.5g以上のジグ単とメバリング用プラグです。

一方で1g以下のジグ単は7ft4inの長さがあることから少し操作感を得にくく、やっぱりもう少し短く繊細なロッドが欲しくなります。

めしだ

とは言っても、まったく使えないわけではありません。

10gのフロートリグは問題なくキャストできて扱えるものの、ロッドが曲がりすぎて操作感が落ちる印象です。

10gという重さをダイレクトに感じてしまい、自然と気を使ってしまう、そんな使い心地を感じました。

よって、快適に扱えるルアーウェイトは1.5g-7gくらい。

1.5g-7g程度のルアーであれば、軽い力でもロッドが曲がって反発力を上手く使えるので、思っている以上に遠くまで飛んでいきます。

曲がるけれど曲がったあとにはしっかり強い反発力で収束し、バネのようにルアーを飛ばせます。

めしだ

リリースポイントが広いので、初心者でもキャストしやすいでしょう。

シュパーン、シュパーンと弓矢のように気持ち良くルアーが飛んでいってくれ、投げているだけで楽しいロッドです。

感じたデメリット

ブルーカレントⅢ 74は1.5g以上のジグ単やプラグを中心とし、幅広いルアーを扱える素晴らしいロッドです。

しかし、言い換えれば何にも特化していない5教科平均70点のようなロッド。

めしだ

プラグに関しては100点だと個人的には感じていますが。

そのため、1g以下のジグ単がハマっている状況、フロートリグで遠投しないといけない釣り場などにおいてはその釣りに特化したロッドに劣ります。

また、感度だけを徹底追求したロッドが近年多いですが、ブルーカレントⅢ74はその流れとは正反対のロッドです。

つまり、感度重視のキンキンのロッドを使いこなしている方からすれば、ブルーカレントⅢ 74はだるくてアタリのわかりにくいロッドに感じるかもしれません。

ブルーカレントⅢ 74 おすすめの使い方・適した人

ここまで、ブルーカレントⅢ 74について詳しくインプレしてきました。

ここまでの内容を踏まえて、ブルーカレントⅢ 74はどんな釣り・ルアーにおすすめなのか、どんな人が使うのに適しているのかを結論づけます。

プラグを主体としたメバリングに最適

ブルーカレントⅢ 74はズバリ、プラグを主体としたメバリングにピッタリなロッドです。

ブルーカレントⅢ 74が最も使いやすいのは2gから7g程度のプラグであり、プラグを他のロッドよりも遠くへと飛ばせます。

めしだ

プラグは向こうアワセが多いので、柔らかいブルカレは最適。

さらに、1.5gくらいのジグ単や10gまでの軽いキャロ・フロートリグなども扱えることから、メバリングにおける万能ロッドと言ってよいでしょう。

反対に、1g以下のジグ単を使った繊細なアジングなどには適していないと言わざるを得ません。

1g以下のジグ単を使う場合にはブルーカレントⅢ 510であったり、他メーカーの専用ロッドを使うことをおすすめします。

感度・軽さよりも曲げる楽しさを優先する人向け

ブルーカレントⅢ 74は感度・軽さといった性能はおいておいて、小さい魚でも曲げて楽しみたい方にピッタリなロッドです。

個人的には、難しいテクニックで喰い渋った魚を釣るためのロッドというよりは、その時に釣れる魚を釣って楽しむロッドというイメージ。

めしだ

難しいこと考えずに釣りを楽しみたい、そんな方のためのロッド!

反対に「こんな状況でこんな使い方ができるロッドが欲しい」と明確に欲しいロッドの特徴が定まっている方には、他の専門的要素が突き詰められたロッドをおすすめします。

まとめ

ブルーカレントⅢ 74は釣りという「遊び」を満喫できるロッドです。

小さい魚でもいいからちょっと遊んでもらいたい、1本だけロッドを握って散歩がてら釣りをしたい、そんな方にこそ使っていただきたいロッドです。

しかし、そんな楽しさがありながら、本気で尺メバルなどを追い求めるベテランアングラーが使っても満足できるクオリティの高さも魅力。

ぜひブルーカレントⅢ 74の計り知れない魅力を感じてみてください。

最後に

当記事ではヤマガブランクスから販売されている「ブルーカレントⅢ 74」について詳しくインプレしてきました。

当ブログでは、他にも筆者がおすすめしたい!と思ったアイテムをご紹介していますので、ぜひ以下リンクもご覧ください。

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