釣り場で温かいものを飲みたい!
とにかくコンパクトで持ち運びしやすい湯沸かしセットがほしい。
釣れない時間も満喫できるようになりたい!
本記事では、このような悩みを解決できるアイテムをご紹介します!
今回紹介するのは、チタンマニアというアウトドアメーカーが販売している、アルコールストーブを含んだ湯沸かしセットです。
チタンマニアのアルコールストーブは手のひらサイズでコンパクトなので、どこでも手軽にお湯を沸かせるようになります。
釣り場で温かいコーヒーやラーメンを楽しみたい方はぜひ!
本記事の概要
- アルコールストーブとは ガスバーナーとの違い
- チタンマニアのアルコールストーブを選んだ理由
- チタンマニアのアルコールストーブを実際に使ってみて感じたおすすめポイント
- チタンマニア以外におすすめしたいアルコールストーブをご紹介
- アルコールストーブは釣りにピッタリな湯沸かし手段!
それでは詳しく見ていきましょう!
目次
そもそもアルコールストーブとは?ガスバーナーとの違い
チタンマニアのアルコールストーブをご紹介する前に、そもそもアルコールストーブとはどのようなものなのかをご紹介します。
アルコールストーブとはガスではなく、燃料用アルコールを燃料とするコンロのこと。
薬局やホームセンターなどでは500ml,300円程度で購入できます。
燃料用アルコール
燃料用アルコールには有毒なメタノールが含まれており、消毒用アルコール(主にエタノール)とはまったくの別物なので注意!
上写真のような液体の燃料用アルコールをアルコールストーブに注ぎ、そこに着火することでコンロとして使用できます。
では、燃料用アルコールとガスバーナーでは何が違うのか、アルコールストーブのメリット・デメリットと合わせてご紹介します。
アルコールストーブとガスバーナーの違い
ガスバーナーよりもコンパクト
アルコールストーブ最大のメリットが、ガスバーナーと比較するとかなりコンパクトであることです。
ガスバーナーはどれだけコンパクトなものであってもガス缶を持ち運ぶ必要があり、ガス缶のサイズよりは小さくなりません。
その点、アルコールストーブであれば手のひらサイズのセットでお湯を沸かすことができます。
ただでさえ釣具でいっぱいの釣りでは大きすぎるメリット!!
気温に影響されない
ガスバーナーの場合、一般的に市販されているカセットボンベでは低温環境下においてガスが気化しにくくなり、極端に火力が落ちてしまいます。
真冬はほとんど使えないことも。
一方、アルコールストーブは低温環境下であっても変わらずに高い火力を維持することが可能。
寒い冬の夜釣りであっても、素早くお湯を沸かせられます。
風に弱い
アルコールストーブは、ガスバーナーと比較すると風に弱いというデメリットがあります。
これはガスバーナーが高い圧力でガスを噴出させているのに対して、アルコールストーブは自然に気化するアルコールに着火しているだけといった違い故のもの。
そのため、釣り場でアルコールストーブを使用する場合には風防(風除け)が必須です。
とはいっても、ガスバーナーでも風防はあった方がいいアイテム。
火力の調整がしにくい
アルコールストーブは火力の調整をしにくく、いわば常に100%出力の状態となってしまいます。
中には多少の火力調整ができるアルコールストーブも販売されていますが、ほとんどできないと思っていた方が良いでしょう。
そのため、本格的な料理をするのにアルコールストーブは適していません。
お湯を沸かすのであれば、常に100%出力で問題なし。
チタンマニアのアルコールストーブを選んだ理由
コンパクトで持ち運びしやすいことが最大の特徴のアルコールストーブですが、チタンマニア以外にもさまざまなメーカーが製品を販売しています。
そんな中でも、なぜ僕がチタンマニアのアルコールストーブを選んだのか、その理由をご紹介。
どれを買うかかなり迷いました。
理由①:価格がお求めやすい
チタンマニアのアルコールストーブを選んだ理由として、最も大きいのが価格のお求めやすさです。
チタンマニアのアルコールストーブの価格は、2,480円!
僕はアルコールストーブを選ぶにあたって、王道のトランギアやエバニューのアルコールストーブを検討していました。
そして、それら王道のアルコールストーブと比較するとチタンマニアのアルコールストーブはちょっとだけ安い!
価格比較
トランギア・・・3,300円
エバニュー・・・3,200円
特に、チタンマニアのアルコールストーブは見た目がエバニューのアルコールストーブとそっくりなこともあり、これでいいやと購入を決めました。
理由②:アルコールストーブ以外のチタン製品が充実
チタンマニアはその名から想像できる通り、チタン製品を専門に販売しているメーカーです。
アルコールストーブ以外にも、カップやクッカー、焚き火台など、かなりラインナップが充実しています。
アウトドア好きにはたまらない製品ばかりなので、気になる方はぜひ!
そして何よりも、アルコールストーブをカップやクッカーにピッタリとスタッキングできることが特徴。
同じメーカーでアルコールストーブとカップやクッカーを揃えたかったこともあり、アルコールストーブ以外の製品も充実しているチタンマニアを選択しました。
チタンマニアのアルコールストーブを使って感じたことを詳しく解説
ここからは、チタンマニアのアルコールストーブを詳しくご紹介するとともに、実際に使ってみて感じたことを詳しく解説していきます。
火力抜群で素早くお湯を沸かせられる
チタンマニアのアルコールストーブを実際に使ってみて最初に感じたことが、火力が強いということです。
アルコールを燃料としているだけだからガスバーナーよりも火力は弱い、そのように感じられる方も多いかと思いますが、実際にはガスバーナーと同じくらいの火力があります。
本燃焼に入ると火力抜群!
実際に、300ml(カップラーメン一杯分)であれば4分半程度で沸かすことが可能。
沸騰までの時間は風のある屋外では少し長くなりますが、ガスバーナーでお湯を沸かすのと大差ないでしょう。
なお、チタンマニアのアルコールストーブの火力は、アルコールストーブの中でも強い方なのではないかと思います。
エバニューと同じこの形状は火力が強い。
以下に、燃料用アルコールの量(ml)と燃焼時間の関係をまとめます。
燃料の量と燃焼時間
15ml・・・約5分
30ml・・・約10分
火力が強い分、燃費はアルコールストーブの中でも悪くなっています。(これはデメリット)
また、アルコールストーブ内には30mlと60mlのメモリが記されており、最大で60mlの燃料を燃焼させられます。
かなりコンパクトにスタッキングできる
チタンマニアのアルコールストーブは半径が71.5mmとコンパクトであり、スタッキングした状態でもかなり持ち運びしやすいことが特徴です。
サイズ
半径・・・71.5mm
高さ・・・44mm
さらに、同じくチタンマニアのチタンマグ300mlにピッタリとスタッキングすることが可能。
チタンマグには専用のケースが付属しており、マグの中にアルコールストーブと燃料を入れて、ケース内に五徳を入れても以下の写真のように手のひらサイズ。
燃料を入れるとフタは綺麗に閉まりませんので注意。
チタンマグ300mlはそのまま火にかけることができるので、温かいコーヒーを飲んだり、カップラーメンのためのお湯を沸かすことができます。
300mlだと複数人での使用は厳しいですが、一人で温かいものを楽しむのにはピッタリなサイズ感です。
釣具が多くても邪魔にならないサイズ感!
コーヒーはドリップをしようと思うと2つのカップが必要になるので、インスタントもしくはティーバッグタイプがおすすめ。
上記のコーヒーはティーバッグタイプながら本格的な味わいで、個人的にかなりおすすめです!
チタンの焼き入れ色が美しい
チタン製品といえば、美しい焼き入れ色。
チタンマニアのアルコールストーブも、使用によって美しいチタンレインボーへと色が変化してくれます。
使う度に若干色が変化するので、アルミ製のアルコールストーブよりも愛着が湧く!
この焼き入れ色も僕がチタンマニアのアルコールストーブを選んだ理由の1つです。
チタンマニアからはアルコールストーブ専用の五徳も販売されており、こちらもチタン製なのでしっかりと色が変化してくれます。
ちなみに五徳は1,000円!
いずれはチタンマグ300mlも焼き入れしたいなーと思っています!
風防は必須アイテム
チタンマニアのアルコールストーブを釣りで使用する上で、必須アイテムとなってくるのが風防です。
風防がない状態では炎が安定せず、ほとんどお湯を沸かせられないと言っても良いかと思います。
風防にもさまざまなタイプがありますが、僕が使用しているのはスタンダードなスクリーンタイプのもの。
このような風防は種類も多く、アルコールストーブ以外のガスバーナーなどにも使いやすいので最初に買うにはおすすめです。
僕が使っている風防は上記写真のように収納することができ、薄いので持ち運びもしやすい。
価格は1,000円!
風防を使えば、釣りをしたくなくなるほどの爆風でもお湯を沸かすことができたので、アルコールストーブは屋外でも充分にお湯を沸かせられる便利アイテムと言えるでしょう。
チタンマニア以外にもアルコールストーブはたくさんある!
以上ここまで、僕が購入したチタンマニアのアルコールストーブについて詳しくご紹介してきましたが、アルコールストーブにはこれ以外にもさまざまな種類があります。
今回は、チタンマニアのアルコールストーブ以外にも自分がおすすめしたいアルコールストーブをご紹介します。
エバニュー Ti アルコールストーブ
チタンマニアのアルコールストーブと同じような形状のアルコールストーブでは王道とも言えるのが、エバニューのTi アルコールストーブ。
チタンマニア同様に火力がかなり強く、お湯を沸かすことにフォーカスしていると公式HPにも記載されています。
実売価格3000円台前半と少し高め。
エバニューは他にもさまざまなチタン製品を販売しており、少し高価ですがブランド力があります。
生産国も日本なので(チタンマニアは中国)、品質も安心して使うことができるでしょう。
トランギア アルコールバーナー
スウェーデン発の歴史あるブランド、トランギアが販売している真鍮製のアルコールストーブ。
アンティーク調で趣があり、強度や軽さ、火力ではチタン製に劣りますが、燃費が非常に良いという特徴を持っています。
価格は3,500円くらい。
さらに、火力調整用のフタが付属していることもトランギア「アルコールバーナー」の大きな特徴。
自動炊飯など、お湯を沸かす以外の調理にも使用したい方は、チタンマニアやエバニューよりもこのトランギアが適しています。
LIXADA(リクサダ) チタンアルコールストーブ
個人的に気になっているのが、LIXADA(リクサダ)という中国メーカーのチタンアルコールストーブ。
恐らく、製造元はチタンマニアと同じです。
このアルコールストーブはエバニューとトランギア、どちらにもないコップのような特殊な形状をしているのが特殊。
五徳セットで2,600円程度と価格もお求めやすく、実際に使っている人からの評価もかなり高い、中華製ながら安心して使える製品です。
直径60mmと細長い形状をしているので、スノーピークのチタンシングルマグ220mlなどのより小さなカップにもスタッキングしやすくなっています。
アルコールストーブは釣りに最適な湯沸かし手段
高火力でコンパクトなアルコールストーブは、釣り場でお湯を沸かすのには最適な手段だと僕は感じています。
ガスバーナーは安定しているもののガス缶を持ち運ぶ必要があり、釣り場でお湯を沸かすのにはオーバースペックだと言わざるを得ません。
釣り場でも温かいコーヒーを飲んだり、カップラーメンを食べたい、そのように思ったことのある方はぜひアルコールストーブを使ってみてください。